1979-03-19 第87回国会 衆議院 農林水産委員会農産物の価格等に関する小委員会 第1号
一方、大豆油かす、魚粉等のたん白飼料につきましては、昨年の米国における大豆の豊作、国内産いわしの豊漁等を反映して安定的に推移しておりましたが、最近におけるブラジルの大豆不作の情報等による国際市況の上昇等を反映してやや強含みで推移しております。
一方、大豆油かす、魚粉等のたん白飼料につきましては、昨年の米国における大豆の豊作、国内産いわしの豊漁等を反映して安定的に推移しておりましたが、最近におけるブラジルの大豆不作の情報等による国際市況の上昇等を反映してやや強含みで推移しております。
また、その後も大豆、油かす等たん白飼料が値下がりを示したこと、為替相場も引き続き円高に推移しておりますことから、本年一月から六月までということで、トン当たり三千八百円程度、約七%の値下げを行いました。これは九月の値下げと通算いたしますと約一五%の値下げとなるわけでございます。
それから、大豆、油かす等のたん白飼料がこれがはっきり値下がりを示しております。為替相場もなお引き続き円高傾向にあったというようなこと等から、この一月、今月、今後六月までの配合飼料価格につきまして、さらにトン当たり三千八百円、比率にいたしまして六・九%、これ先ごろの九月の値下げとを通算いたしますと一四・六%と、かなりの幅になりますが、この水準まで引き下げるよう指導いたしたわけでございます。
そこで、農林省といたしましては、この法律が通りますと、そのような石油たん白飼料につきましては、新飼料ということになりますので、二条の六の規定で「使用の経験が少ないために有害でない旨の確証がないと認められる飼料」というのに該当いたしますので、直ちに販売は禁止したいというように思います。現在、現実に販売される場合には、販売を禁止するということにしたいと思います。
○政府委員(澤邊守君) 石油たん白飼料につきましては、現在イギリス、フランスですでに製造、企業化しておるわけでございます。それから私どもの聞いておるところでは、ただいまのルーマニアの話、それからイタリア、それからソ連でもやっておると、詳細はわかりません。というように聞いておりますので、ただいまのこの広告の内容については、その点は多分本当だろうというように思っております。
石油たん白につきましても、SCPの中に入る石油たん白飼料につきましても、これまでの経過で一時は安全性は大丈夫だという意見もあったわけですけれども、国民的に非常に関心が深くて不安があったということで、現在販売を行政指導として認めておりません。
○原田立君 次に、石油たん白に関して一般に、本改正案の中の第二条の六の三項は、石油たん白飼料のための条項であるとのうわさがあるわけでありますが、うわさではなくて、先ほど石油たん白も含むと局長はみずから言ったわけですから、石油たん白も含むと思うのでありますが、有害でない旨の確証が得られれば、石油たん白の飼料化をも許可することになるのかどうか、政府の基本的見解をお伺いしたい。
○政府委員(澤邊守君) 典型的なものといたしましては微生物たん白飼料というのがあるわけでございます。微生物たん白——SCPというやつですね。これなどは、ことしから農林省で、まあ試験研究機関で開発、それから安全性評価の基準について研究を始めることにいたしておりますけれども、新しい飼料といたしまして、例といたしましては微生物たん白飼料。
○小山(義)政府委員 農林省の研究の中には大きく二本の柱がございまして、新しい微生物たん白飼料の開発と、それから安全性を確認するための手法を確立することと、この二本の柱がございます。 それで、新しい微生物たん白を開発する研究の中には、いわゆる石油たん白等は全く含まれておりません。農林水産廃棄物を利用するという分野のものでございます。
○澤邊政府委員 粗悪飼料が生産されておる、その一例として油かすを使い過ぎているという御指摘でございますが、日本の場合は、御承知のように、牧草、飼料作物等の粗飼料の生産が非常に少なく、したがって給与率も非常に低く、たん白飼料として牧草に依存する面が少ないために、それを補うという意味で大豆・油かす等を使っている面が他の国に比べて多いようにも考えられるわけでございます。
大豆かすにつきましても、魚かすその他のかす類あるいはその他のたん白飼料との関係もございますし、そのようなことでやっておりますので、迅速に表示を対応させるということは非常に困難であるという点、あるいは技術革新の意欲の問題等につきましては、主原料についても同様な事情でございますので、これについてのみ表示させるということも適当ではないというふうに判断しておるわけでございます。
○瀬野委員 農林大臣、先ほども、新飼料開発についてはいろいろ安全性が確認されなければやらないとか、また、いまも、石油たん白飼料、すなわちSCPに対しては開発は考えていないとか、そういう答弁ありました。
したがって、たとえば問題になります石油たん白飼料、これらにつきましては有害でないという確証が得られておりませんので、こういうのがもし販売されれば販売を禁止するというような措置を講ずることができるようになっておるわけであります。 〔委員長退席、坂村委員長代理着席〕
○国務大臣(安倍晋太郎君) 農林省で計画しております微生物によるところの農林水産物廃棄物の飼料化の研究は、第一には、ミカンジュースかす、もみがら、おがくず、水産加工、さらし水等の有効利用による新たん白飼料の生産利用技術を開発して新しい飼料資源の供給の道を開いて畜産農家の安定に資そうというものでございまして、いわゆる石油たん白の利用開発を研究の対象とするものではないことは、これはもう明らかにいたしておるわけでございます
なお、このようなことのないようにやっておりますが、富山の乳牛につきましては、新しいダイブという商品名でございますけれども、尿素をイソブチルアルデヒドで皮膜しました緩効性のたん白飼料として新しく三菱化成がやりましたものを私のほうも試験をいたし、一月以降、全国五カ所で実験をいたしまして、別に問題はないものでございますから、四月二十日から富山、石川で御要望に沿って製品を出したわけでございますが、これを用いたところで
これは大豆かすも無縁なものではありませんで、これらから受ける影響などもあるんだろうということが一面考えられますが、こうしたたん白飼料をはじめとする値上がりが直接的にファクターとなって、飼料の再び大幅値上げが要請されるような段階に近づいているというのが一般的な常識でありますけれども、この飼料対策はこうした面でどのようにやろうとお考えになっていますか。大豆との関連でだけお尋ねをしておきたいと思います。
○内田善利君 どうもよくわからないのですがね、石油たん白飼料の場合よりも、いまの廃液たん白のほうが、三・四ベンツピレンにしても、発ガン物質が二倍も含まれているということがわかっているわけですね。それでもなおかつ、いまのような答弁が出るわけですが、生産量はこの配合飼料の量から比べると微々たるものだと、こういうことに対して、もう少し配慮ができないかと、こう聞いているわけです。
○内田善利君 私は、きのう三木副総理から言われましたように、人間生命の尊重という立場で、いま問題になっておりますので、これに対して、いままでテストもなし、公の機関でチェックしたこともなしに廃液たん白飼料が使われておる、あるいはまた薬品まで使われておるということから、これで心配ないのかどうかということを、きのうからお聞きしておるわけです。
実を申し上げまして、先ほどのたん白飼料の問題にいたしましても、先ほど審議官から答弁させましたように、動物性の魚かすあるいは魚粉は大体五十万トン、そのうちの数万トンを入れておるわけでございまして、ただ農業の一番の抜本的な病根と申しますか、それは相手が気象現象である。
特に、たん白源と申しまするか、たん白源として飼料に使われておりまする魚粉のたぐいというのは非常に昨今入手しがたいと、また値動きも大きいというようなことで、たん白飼料の確保についていろいろ農林省でも業界でも悩んでおられると、こういうふうに伺っているわけでございまして、さような観点から、いろいろ価格の面、その他問題があるわけでございますが、かりに、これが厚生省が安全だと、その安全もいま先生御指摘のように
それから大豆かす及び魚粉、魚かすのような、植物たん白ないし動物たん白飼料の問題でございますが、大豆かすにつきましては、現在のところ、国際市況も、国内市況も比較的安定化しつつあるわけでございますが、長期に見ればこれもやはり農産物一般の事例に漏れず微動するであろうと私も思います。